TOKUSHOJI since 1476


Photography: Michel Delsol
Film: Polaroid type 665 negative
Camera: Mamiya Universal Press with 65 mm lens.
Date: June 17th, 2010
酒井隆史さんと一緒に
『賢人と奴隷とバカ』
を読む
5回連続講座 第 2 回
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仮) エキセン(極中道)現象とはなにか?
- エキセン VS バカ -
2025 年 4 月 26 日(土)
14:00 〜 17:00 (13:30開場)
会場:德正寺
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著者の酒井隆史さんと共に『賢人と奴隷とバカ』を通して当たり前とされていることを問い直し いま社会で起きていることを解きほぐす 集う人の数だけ見える角度が集まる 繋がりが見えたりむしろ違いが際立ったり 一冊の本を通して描かれているもの 書かれていないこと を読み ないがしろにされてきた大切なことを思い出す や 人がそれぞれに持つ力をあらためて感じる が 起きていく場に立ち会う 言葉にし考えて持ち帰ったものが 暮らしに反射する 開かれた 解きほぐしの場 めがぎが寺子屋 徳正寺 にて 開催します
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1 回 1 名
参加費:2,000円
(当日受付にて支払い)
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申込み 要予約
・お名前
・人数
・参加希望日
をお知らせ下さい。
メール
電 話
090-9877-7384(加地)
旧Twitter
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『賢人と奴隷とバカ』 全 5 回連続講座
毎回 14:00 〜 17:00 (13:30開場)にて開講
第 1 回 2月22日(土) 終了
「賢人」だらけの日本でいいことがあったのか?
- 魯迅〜竹内好からみる現代日本
第 2 回 4月26日(土)
仮) エキセン(極中道)現象とはなにか?
- エキセンVSバカ
第 3 回 6月14日(土)
仮) リベラル、アナキスト、ノンセクト
- なにがどうちがうのか?
第 4 回 10月18日(土)
仮) 歴史をつくるのは大衆である
第 5 回 12月6日(土)
仮) この文明には愛がない
- 資本主義の限界で「わたしたちはどう生きるか」
聞き手として笠木 丈さんをお迎えし対話形式で進めていきます。
最後に全体での質疑応答あり
※ 2 回目以降、内容が変更になる可能性があります。なお連続講座ではありますが、各回とも 1 回のみで参加していただいても大丈夫な構成になっておりますのでお気軽にご参加ください。
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話す人
酒井隆史 さかい たかし
大阪公立大学教員。専門は社会思想史、都市社会論。主要著作に『通天閣 新・日本資本主義発達史』(青土社)、『完全版 自由論 現在性の系譜学』(河出文庫)、『暴力の哲学』(河出文庫)、『ブルシット・ジョブの謎』(講談社現代新書)、『グレーバー+ウェングロウ『万物の黎明』を読む: 人類史と文明の新たなヴィジョン』(河出書房新社)。
訳書に、ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』(洛北出版)、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ ークソどうでもいい仕事の理論』(共訳/岩波書店)、「官僚制のユートピアーテクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』(以文社)、『負債論 貨幣と暴力の5000年』(監訳/以文社)、マイク・デイヴィス『スラムの惑星 都市貧困のグローバル化』(監訳/明石書店)、デヴィッド・ウェングロウ + デヴィッド・グレーバー『万物の黎明』(光文社)など。
聞く人
笠木 丈 かさぎ じょう
大学非常勤講師。専門はフランス哲学。「バカ」の持つ可能性に、並々ならぬ関心を寄せる。この企画をチャンスとばかりに、「バカ」界の重要人物・酒井隆史氏を質問攻めにしようと企んでいる。
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めがぎが寺子屋
めがぎが寺子屋
酒井隆史さんと共に
『賢人と奴隷とバカ』を通して
当たり前とされていることを
問い直し
いま社会で起きていることを
解きほぐす
集う人の数だけ
見える角度が集まる
繋がりが見えたり
むしろ違いが際立ったり
一冊の本を通して
描かれているもの
書かれていないこと
を読み
ないがしろにされてきた
大切なことを思い出す
や
人がそれぞれに持つ力を
あらためて感じる
が
起きていく
場に立ち会う
言葉にし考えて
持ち帰ったものが
暮らしに反射する
開かれた
解きほぐしの場
めがぎが寺子屋
徳正寺にて
開催します
REPORT
石川直樹 報告
ISHIKAWA NAOKI
水平の旅、
垂直の旅
2/28 Fri, 2025
18:00 start
17:30 open

昨年10月、石川さんは中国チベット自治区のシシャパンマ登頂を果たし、ヒマラヤ14座の旅を終えました。
2018年2月以来、毎年開催してきた石川さんの報告会は今回で8回目となります。コロナの時を除いて直近に登頂を果たした8000m峰の姿をその都度間近に聞かせてくれました。
人間の存在を感知しない山岳と山を取り巻く苛烈な気象を前に、それでも山とともにある人間の姿を石川さんはカメラのレンズを通して写してきました。山と人とが結ばれる稜線を石川さんはずっと辿ってきたのだと、これまでの報告を聞きながら気づくのです。
近日発売となる『K2 Naoki Ishikawa』(小学館)は、登山家の間では「非情の山」と呼ばれるK2への、三度にわたる道程を記録した写真集です。非情と感じるところに人と山とが結ばれる稜線を、石川さんのファインダーはきっと捕らえているのではないでしょうか。
於・徳正寺本堂
定員・50名
参加費・2,500円
毎月25日はブッダ・カフェの日です
ブッダ カフェ no.163
2月 25 日(火)午後 1 時〜 4 時半
参加費:300円
昨年2月25日(日)のブッダカフェ第152回では、奥能登に生まれ(能登町宇出津うしつ)、奥能登を熟知する長田浩昭おさだひろあきさん(丹波篠山 真宗大谷派 法傳寺 住職)に来ていただき、能登半島地震の発生から2ヶ月弱、奥能登のいま置かれた現状を報告いただきました。
長田住職は、1月上旬に物資を車に積んで奥能登の友人知人、被災した旧知の大谷派寺院を訪ねて歩き、「今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題」(「〈がんばれ奥能登支援基金 丹波篠山〉ご支援のお願い」案内)が生じていることを能登の地図と地震により大きく変動をきたした地形をスクリーンに映しだしながら、奥能登出身の長田さんだからこそ見えてくる問題点を交えて話していただきました。奥能登を支援するための道筋がどこにあるのか、被災地と有志の人々がどのように連携を取るべきか、問題点を見据えた行動、そして能登町神和住かみわすみにボランティアセンターを開設し、ボランティアで訪れた人たちが寝食できる拠点をいちはやく立ち上げられたことを報告されました。
話を聞いたとき、神和住というのがどこにあるのが伺いそびれて、後日グーグルマップで調べると、奥能登の内陸の中心にあることがわかりました。ここを拠点に選ばれた理由を、近々じっさい現地を訪ねてうかがって来ようと考えています。
長田さんを通じての奥能登への活動は、目に見える形での奥能登とわたしたちを繋ぐ紐帯ちゅうたいとなることを、長田さんのお話を通じて心強く思いました。
今後、わたしたちの行動の指標ともなる話でした。
「奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだ」(同前)という模索から、長田さん個人の働きかけで開設された支援基金「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」を通じて、長田さんの支援活動に参加することができます。

「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」ご支援のお願い
能登半島地震の被災地の様子が、連日報道されております。その中でも特に大谷派の御門徒が大半を占める奥能登(珠洲市・輪島市・能登町・穴水町)の被害は甚大です。
有縁の方々はご存知だと思いますが、私はこの甚大な被災地の出身であり、大谷派の関係者(奥能登だけでも大谷派寺院は180ヶ寺)のみならず同級生はじめ多くの友人知人たちが被災地にいます。1月12日、大きく損壊した道を進み、金沢市から珠洲市まで8時間余りをかけ物資を届けました。車を運転しながら考えていたことは、能登を離れた自分に何ができるのだろうかということと、奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだということでした。
真宗大谷派には神戸、中越、東日本、熊本の震災に、炊き出しをするなど災害支援活動を行ってきた有志が全国に存在します。福島や秋田の有志の一部はすでに、輪島市、七尾市などで炊き出しを行い、提供した温かい食べ物が喜ばれたという報告をうけています。また、ルーツを奥能登に持つ富山の住職が、孤立した集落に一人で物資を運んでいることも聞いています。それら有志の人々と連携していくことを大事にしていきたいと思います。
また、今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題が生じています。現在、能登半島の付け根にある七尾市までは比較的順調にたどり着くことができることから、大谷派の教務所もある七尾市が支援の拠点になっていくことは理解できます。しかし、そこから奥能登はあまりにも遠すぎるのです。大谷派の有志たちが奥能登で支援活動をするためには、どうしても奥能登に拠点が必要であり、そういう場所がなければ奥能登に支援が届かなくなると想像できます。
奥能登の多くの人々との繋がりを生かしながら、とりあえず私に今できることは、
1、奥能登における支援活動の人々の拠点(宿泊、物資配送の拠点)を早急に設ける。
2、時々刻々変化する被災地のニーズに即した物資の供給と情報の発信。
の二点だと考えています。
私個人の動きではありますが、ご賛同いただけます有縁の方々にご支援をお願いいたします。
兵庫県丹波篠山市中野155
法伝寺
長田浩昭
振込方法
口座名義:「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」
銀行支店名:丹波ささやま農業協同組合 丹南支店
口座番号:0100904
※お振込いただける際は、カタカナ14文字まで、名前と住所の明記をお願いします。
例「オサダヒロアキタンバササヤマ」

長田浩昭おさだひろあき 1960年, 石川県生まれ。兵庫県丹波篠山市在住。大谷専修学院卒。真宗大谷派法傳寺住職。原子力行政を問い直す宗教者の会事務局。著書に『同朋会運動が見過ごしたもの - 真宗大谷派における「下寺問題」とは』(サンガ伝道叢書, 2019年)『原子力神話(鬼人)からの解放』(青草人の会, 2012年), 共著に『いのちを奪う原発』(東本願寺出版, 2002年), 『原発震災と私たち』(東本願寺出版, 2016年)ほか。
毎月27日 午前10時〜11時半
ブライス多佳子の気功教室
2 月 27 日(木) 午前 10 時〜 11 時半 どなたでもご参加いただけます
参加費:1 回 3,000 円
(ご一緒にご予約の場合 お二人分1回 5,000 円/
震災移住者・学生は半額)
持ち物:大きめタオル、飲み物、楽な服装
※ご参加の際、体調管理は各自でお願いいたします。
ブライス多佳子さんのホームページ
ゆっくり呼吸する~東アジアに伝わる心身の整えかた~
https://takakoblyth-qigong.blogspot.com/


2024年度 仏教講座(全四回)
廃仏毀釈と浄土真宗
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聴講無料
講師=畑中章宏(はたなかあきひろ/民俗学者)
日時:毎回=午後7-9時
第 1 回=10月7日 ㈪
神仏習合の1000年
第 2 回=12月2日 ㈪
神仏習合と浄土真宗
第 3 回=2月3日 ㈪
神仏分離と廃仏毀釈
第 4 回=5月12日 ㈪
廃仏毀釈と浄土真宗
定員:70 名
場所:しんらん交流館 会議室
下京区諏訪町通六条下る上柳町199 tel: 075-371-9208
主催:真宗大谷派京都教区山城第一組
畑中章宏(はたなかあきひろ)
民俗学者。1962年大阪府生まれ。災害伝承、民間信仰から流行現象まで幅広い領域に取り組む。著書に『災害と妖怪』 (亜紀書房)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『廃仏毀釈』(ちくま新書)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『医療民俗学序説』(春秋社)、『宮本常一』(講談社現代新書)、『100分de名著 忘れられた日本人』ほか多数。
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廃仏毀釈と浄土真宗 ..................................畑中章宏
「神仏習合」という言葉は、どなたも聞いたことがあると思います。 要するに日本列島古来の「神道(神祇信仰)」と外来の「仏教」が融合し、神仏の関係が密接になった状況、現象を指す言葉ですが、明治維新に国策によってそれが覆され、仏像・仏具を破却する廃仏毀釈が起こったこともよく知られています。 歴史を顧みると、六世紀に仏教が公伝し、それから二百年ほど経つと、神と仏の習合(混淆)は顕著になっていきます。中央では、宇佐の八幡神が東大寺大仏殿の造営を支援し、地方では、土着の神が仏教への帰依を願い出て、各地で神宮寺が建立されました。 神仏習合は平安時代になるとさらに深まり、広がり、天台密教・真言密教でも神を重視しましたし、山岳宗教では在野の修験僧(聖・行者)が山の神と仏を強く結びつけていきました。 一方、平安時代末期から鎌倉時代にかけて広まった鎌倉仏教では、どうだったのでしょうか。曹洞・臨済の禅宗では、境内を守る伽藍神が祀られました。また時宗の開祖・一遍上人は、熊野権現から神託を受けていますし、日蓮宗でも法華経を守護する七面大明神(七面天女)に対する信仰を持っています。しかし、専修念仏を唱えた法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗では神道とは距離を置きました。でも実際に神仏習合や、現在につながる神仏分離とは全く無縁だったのでしょうか。 今回の講座では神仏の習合から神仏分離、廃仏毀釈に至る歴史を辿り直しながら、なかでも浄土真宗との関係について考えていきます。
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