TOKUSHOJI since 1476


Photography: Michel Delsol
Film: Polaroid type 665 negative
Camera: Mamiya Universal Press with 65 mm lens.
Date: June 17th, 2010

今だからこそ振り返る!
抗あらがう民のうねり道
洛北出版https://rakuhoku-pub.jp/
『スネーク・ピープル
— ジグザグデモ、
あるいは戦術の系譜』
刊行記念
酒井隆史 トークショー
ジグれ!
舞え、ヘビのうねりを!
8月 30 日(土)18 時〜 20 時 17 時開場
受講料:2,000 円
定員:50人
場所:德正寺本堂
下京区富小路通四条下る徳正寺町39
阪急京都本線 京都河原町駅から徒歩10分
京都市地下鉄 烏丸線 四条駅から徒歩10分
参加申込:林まで
090-9877-7384
名前と人数をメールか電話でお知らせください。

面白い!
酒井さんはD.グレーバー『万物の黎明』の訳者で、『通天閣』の著者
酒井隆史が昔のことを書くと、歴史として確定している感じがしない、過去を変えられる気持ちになってくる
歴史はそれについて書くとみんな、模範回答的に、事件や出来事を因果関係で繋いで、今に至る歴史の流れが不可避であるという気持ちにさせられ、閉塞感に被われるんだが、 酒井隆史の書き方は過去の出来事に手を突っ込んで掻き回す解放感がある
「この社会の核には「悲しみ、懊悩、神経症、無力感」などを伝染させ、人間を常態として萎縮させつづけるという統治の技法がある」 と『通天閣』の欄外にさらっと書いた酒井隆史は、本質的に不服従でアナーキーだ
保坂和志【7/26(土) 小説的思考塾vol.21 小説の素人であり続けること】さん@HosakakazushiO Xポスト

『スネーク・ピープル
ジグザグデモ、
あるいは戦術の系譜』
酒井隆史[著]
発 行 | 洛北出版
仕 様 | 四六判 並製 414頁
ISBN 978-4-903127378 C0036
定 価(本体価格 2,800円+税)
ジグれ!
舞え、ヘビのうねりを!
フランスデモ、座り込み(へたり込み)、洗濯デモ、棺桶デモ、ピストンデモ、円陣デモ…… かつてのデモは、驚くほど多種多様で、きわめて柔軟でもあった。しかも、状況をみて機転を利かせ、またたくまに、別のデモ形態へ移行したり元に戻ったり、バラけたりをしていた。
いずれのデモも、さまざまな弾圧や妨害やいやがらせを受けるなかで、それらをすり抜けながらデモンストレーションをおこなうために、人びとが手探りで創りだしていった戦術である。
人びとは、社会のありように危機感をもったとき、このままではやっていけないと思ったとき、ないがしろにされている自他の存在を可視化させたいとき、要求する集団の、存在の全重量をむきだしにあらわしてきたのだ。
なかでも路上を蛇行〔だこう〕するジグザグデモは、デモンストレーションの華〔はな〕であり、労働者・失業者、老若男女・色とりどりの人びとを魅了した――だれもが、ヘビになって、うねっていたのである。
このスネーク・ダンスは、その時の要求や場面に応じて、いろんな幅でうねり、ぐるぐるまわり、おそ足、かけ足で蛇行運動し、ふたたび個へとバラけていく集団行進である。それは、決められた形態を外側からかぶせられるのではなく、みずからの内側からリズムを変異させつつ、そのつどデモの形状を生成していく大衆運動なのである。
しかし、この変幻自在な乱舞のあらわれは、大衆運動を上から指導したい勢力と制圧させたい勢力とから、大衆の愚かな「はみだし」や、「騒々しい」うさ晴らし、「時代遅れ」として見下され、やがて猛烈にバッシングされはじめる。さらには「迷惑行為」と見なされ、デモは、規制そして自主規制されていく。
「そもそも、ジグザグデモ以上の創造物、そこにひそかに(身体に)投入された批判的知性の厚みに匹敵するような創造物が、日本の大衆運動史において、はたしてどれほどあるだろう。」(本書 249頁)
このスネーク・ダンスの誕生から姿を消すまでの、戦前から安保闘争にいたる、蛇行の軌跡を追尾する。
ジグれ! 舞え、ヘビのうねりを!
路上はわれらのものであり、主人はわれわれなのである。
酒井隆史さんと一緒に
『賢人と奴隷とバカ』
を読む
5回連続講座 第 4 回
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仮) 歴史をつくるのは大衆である
2025 年 10月 18 日(土)
14:00 〜 17:00 (13:30開場)
会場:德正寺
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著者の酒井隆史さんと共に『賢人と奴隷とバカ』を通して当たり前とされていることを問い直し いま社会で起きていることを解きほぐす 集う人の数だけ見える角度が集まる 繋がりが見えたりむしろ違いが際立ったり 一冊の本を通して描かれているもの 書かれていないこと を読み ないがしろにされてきた大切なことを思い出す や 人がそれぞれに持つ力をあらためて感じる が 起きていく場に立ち会う 言葉にし考えて持ち帰ったものが 暮らしに反射する 開かれた 解きほぐしの場 めがぎが寺子屋 徳正寺 にて 開催します
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1 回 1 名
参加費:2,000円
(当日受付にて支払い)
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申込み 要予約
・お名前
・人数
・参加希望日
をお知らせ下さい。
メール
電 話
090-9877-7384(加地)
旧Twitter
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『賢人と奴隷とバカ』 全 5 回連続講座
毎回 14:00 〜 17:00 (13:30開場)にて開講
第 1 回 2月22日(土) 終了
「賢人」だらけの日本でいいことがあったのか?
- 魯迅〜竹内好からみる現代日本
第 2 回 4月26日(土)終了
エキセン(極中道)現象とはなにか?
- エキセンVSバカ
第 3 回 6月14日(土)終了
リベラル、マルクス派、アナキスト、セクト、ノンセクト——なにがどうちがうのか?
第 4 回 10月18日(土)
仮) 歴史をつくるのは大衆である
第 5 回 12月6日(土)
仮) この文明には愛がない
- 資本主義の限界で「わたしたちはどう生きるか」
聞き手として笠木 丈さんをお迎えし対話形式で進めていきます。
最後に全体での質疑応答あり
※ 2 回目以降、内容が変更になる可能性があります。なお連続講座ではありますが、各回とも 1 回のみで参加していただいても大丈夫な構成になっておりますのでお気軽にご参加ください。
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話す人
酒井隆史 さかい たかし
大阪公立大学教員。専門は社会思想史、都市社会論。主要著作に『通天閣 新・日本資本主義発達史』(青土社)、『完全版 自由論 現在性の系譜学』(河出文庫)、『暴力の哲学』(河出文庫)、『ブルシット・ジョブの謎』(講談社現代新書)、『グレーバー+ウェングロウ『万物の黎明』を読む: 人類史と文明の新たなヴィジョン』(河出書房新社)。
訳書に、ピエール・クラストル『国家をもたぬよう社会は努めてきた』(洛北出版)、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ ークソどうでもいい仕事の理論』(共訳/岩波書店)、「官僚制のユートピアーテクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』(以文社)、『負債論 貨幣と暴力の5000年』(監訳/以文社)、マイク・デイヴィス『スラムの惑星 都市貧困のグローバル化』(監訳/明石書店)、デヴィッド・ウェングロウ + デヴィッド・グレーバー『万物の黎明』(光文社)など。
聞く人
笠木 丈 かさぎ じょう
大学非常勤講師。専門はフランス哲学。「バカ」の持つ可能性に、並々ならぬ関心を寄せる。この企画をチャンスとばかりに、「バカ」界の重要人物・酒井隆史氏を質問攻めにしようと企んでいる。
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めがぎが寺子屋
めがぎが寺子屋
酒井隆史さんと共に
『賢人と奴隷とバカ』を通して
当たり前とされていることを
問い直し
いま社会で起きていることを
解きほぐす
集う人の数だけ
見える角度が集まる
繋がりが見えたり
むしろ違いが際立ったり
一冊の本を通して
描かれているもの
書かれていないこと
を読み
ないがしろにされてきた
大切なことを思い出す
や
人がそれぞれに持つ力を
あらためて感じる
が
起きていく
場に立ち会う
言葉にし考えて
持ち帰ったものが
暮らしに反射する
開かれた
解きほぐしの場
めがぎが寺子屋
徳正寺にて
開催します
毎月25日はブッダ・カフェの日です
ブッダ カフェ no.165
8月 25 日(月)午後 1 時〜 4 時半
参加費:300円
昨年2月25日(日)のブッダカフェ第152回では、奥能登に生まれ(能登町宇出津うしつ)、奥能登を熟知する長田浩昭おさだひろあきさん(丹波篠山 真宗大谷派 法傳寺 住職)に来ていただき、能登半島地震の発生から2ヶ月弱、奥能登のいま置かれた現状を報告いただきました。
長田住職は、1月上旬に物資を車に積んで奥能登の友人知人、被災した旧知の大谷派寺院を訪ねて歩き、「今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題」(「〈がんばれ奥能登支援基金 丹波篠山〉ご支援のお願い」案内)が生じていることを能登の地図と地震により大きく変動をきたした地形をスクリーンに映しだしながら、奥能登出身の長田さんだからこそ見えてくる問題点を交えて話していただきました。奥能登を支援するための道筋がどこにあるのか、被災地と有志の人々がどのように連携を取るべきか、問題点を見据えた行動、そして能登町神和住かみわすみにボランティアセンターを開設し、ボランティアで訪れた人たちが寝食できる拠点をいちはやく立ち上げられたことを報告されました。
話を聞いたとき、神和住というのがどこにあるのが伺いそびれて、後日グーグルマップで調べると、奥能登の内陸の中心にあることがわかりました。ここを拠点に選ばれた理由を、近々じっさい現地を訪ねてうかがって来ようと考えています。
長田さんを通じての奥能登への活動は、目に見える形での奥能登とわたしたちを繋ぐ紐帯ちゅうたいとなることを、長田さんのお話を通じて心強く思いました。
今後、わたしたちの行動の指標ともなる話でした。
「奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだ」(同前)という模索から、長田さん個人の働きかけで開設された支援基金「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」を通じて、長田さんの支援活動に参加することができます。

「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」ご支援のお願い
能登半島地震の被災地の様子が、連日報道されております。その中でも特に大谷派の御門徒が大半を占める奥能登(珠洲市・輪島市・能登町・穴水町)の被害は甚大です。
有縁の方々はご存知だと思いますが、私はこの甚大な被災地の出身であり、大谷派の関係者(奥能登だけでも大谷派寺院は180ヶ寺)のみならず同級生はじめ多くの友人知人たちが被災地にいます。1月12日、大きく損壊した道を進み、金沢市から珠洲市まで8時間余りをかけ物資を届けました。車を運転しながら考えていたことは、能登を離れた自分に何ができるのだろうかということと、奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだということでした。
真宗大谷派には神戸、中越、東日本、熊本の震災に、炊き出しをするなど災害支援活動を行ってきた有志が全国に存在します。福島や秋田の有志の一部はすでに、輪島市、七尾市などで炊き出しを行い、提供した温かい食べ物が喜ばれたという報告をうけています。また、ルーツを奥能登に持つ富山の住職が、孤立した集落に一人で物資を運んでいることも聞いています。それら有志の人々と連携していくことを大事にしていきたいと思います。
また、今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題が生じています。現在、能登半島の付け根にある七尾市までは比較的順調にたどり着くことができることから、大谷派の教務所もある七尾市が支援の拠点になっていくことは理解できます。しかし、そこから奥能登はあまりにも遠すぎるのです。大谷派の有志たちが奥能登で支援活動をするためには、どうしても奥能登に拠点が必要であり、そういう場所がなければ奥能登に支援が届かなくなると想像できます。
奥能登の多くの人々との繋がりを生かしながら、とりあえず私に今できることは、
1、奥能登における支援活動の人々の拠点(宿泊、物資配送の拠点)を早急に設ける。
2、時々刻々変化する被災地のニーズに即した物資の供給と情報の発信。
の二点だと考えています。
私個人の動きではありますが、ご賛同いただけます有縁の方々にご支援をお願いいたします。
兵庫県丹波篠山市中野155
法伝寺
長田浩昭
振込方法
口座名義:「がんばれ奥能登支援基金 丹波ささやま」
銀行支店名:丹波ささやま農業協同組合 丹南支店
口座番号:0100904
※お振込いただける際は、カタカナ14文字まで、名前と住所の明記をお願いします。
例「オサダヒロアキタンバササヤマ」

長田浩昭おさだひろあき 1960年, 石川県生まれ。兵庫県丹波篠山市在住。大谷専修学院卒。真宗大谷派法傳寺住職。原子力行政を問い直す宗教者の会事務局。著書に『同朋会運動が見過ごしたもの - 真宗大谷派における「下寺問題」とは』(サンガ伝道叢書, 2019年)『原子力神話(鬼人)からの解放』(青草人の会, 2012年), 共著に『いのちを奪う原発』(東本願寺出版, 2002年), 『原発震災と私たち』(東本願寺出版, 2016年)ほか。
毎月27日 午前10時〜11時半
ブライス多佳子の気功教室
7 月 27 日(日) 午前 10 時〜 11 時半 どなたでもご参加いただけます
参加費:1 回 3,000 円
(ご一緒にご予約の場合 お二人分1回 5,000 円/
震災移住者・学生は半額)
持ち物:大きめタオル、飲み物、楽な服装
※ご参加の際、体調管理は各自でお願いいたします。
ブライス多佳子さんのホームページ
ゆっくり呼吸する~東アジアに伝わる心身の整えかた~
https://takakoblyth-qigong.blogspot.com/

