井上 迅2022年7月30日読了時間: 1分百年前の今日 1922年7月30日(日) 井上正子日記1922年(大正11)7月30日七月卅日 日曜日 晴 起床六時 就眠十時半明治天皇の御十年祭が桃山にても宮中にても行わせられた。大帝のおかくれになってから十年も経ったのかと今更の様に私は思われる。今朝から従妹と競争で縫った浴衣を、午後三時頃仕上ぐ。負けたって従妹は随分悔しがっていた。
1922年(大正11)7月30日七月卅日 日曜日 晴 起床六時 就眠十時半明治天皇の御十年祭が桃山にても宮中にても行わせられた。大帝のおかくれになってから十年も経ったのかと今更の様に私は思われる。今朝から従妹と競争で縫った浴衣を、午後三時頃仕上ぐ。負けたって従妹は随分悔しがっていた。
百年前の一昨日と昨日と今日 1922年8月28日(月)8月29日(火)8月30日(水) 井上正子日記1922年(大正11)8月28日 八月廿八日 月曜日 晴 起床五時 就眠十時 朝食後、直に大谷大谷[東山の大谷祖廟/図地 g-3]へ参詣に行く。黒味を帯びたる緑の松の木の間からかすかに美しい朝の日の光はさしこんでいる。 石の敷石は掃き清められているのが遠く連なっている。...
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