1922年(大正11)6月27日
六月二十七日 火曜日 晴 起床六時 就眠十時
夜、父上、母上、弟は日暮し[等観寺]へお見舞いにおこしになる。
種ちゃんは依然としてよくもならねば悪くもならぬとの事である。
米国アメリカの兄さんは種ちゃんの小さい生が、暫くの中にうばはれるとの宣告を受けた事も知らないので、種ちゃんの夏服を送ったと云うお手紙が来ていると云う話を聞けば、胸のいたくいたくなる様な気がするのである。
ほんとにほんとになおして上げたいと心から思うのである。
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